リゾコム編集部
那須の中古別荘は1,000万円以下で購入可能な物件が多いのが現状。ただし標高差による生活環境の注意点・管理費・リフォーム費用などの維持費についてしっかり調べてから購入しないと後悔するポイントも多い。今回はエリア別の特徴から価格相場、購入前に確認すべき5つの注意点まで解説。ぜひ那須で中古別荘を探している方はご一読を!
「那須で別荘を持ちたい」——そう考えて物件を探し始めたものの、エリアによって雰囲気も価格もまったく違うし、何を基準に選べばいいのかわからない。そんな声をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
この記事では、那須で中古別荘を検討している方に向けて、エリアごとの特徴や価格相場、購入前に必ず確認すべきポイントをまとめました。「買って良かった」と思える物件購入を実現するためにぜひ参考にしてください。それでは行きましょう!

那須は明治・大正期から皇族や貴族の避暑地として親しまれてきた歴史ある別荘地です。1926年(大正15年)には那須御用邸が建設され、リゾート地としての格式を確立しました[1]。
近年、那須の中古別荘市場には大きな変化が起きています。
かつて3,000万〜4,000万円で取引されていた物件が、現在では1,000万円前後で購入できるケースが増えています[2]。コロナ禍以降はリモートワークやワーケーション需要の高まりもあり、「手が届く価格で別荘を持てる」という点で再評価されています。
東京から東北新幹線で約70分、車でも東北自動車道を使って約2時間半という比較的アクセスしやすい別荘地であるという点も、那須が選ばれる理由のひとつです[1]。週末だけの利用はもちろん、新幹線通勤で定住する人も増えています。
那須の別荘地は標高300m〜1,000mの広い範囲に点在しており、選ぶエリアによって気候も雰囲気も大きく異なります[3]。
別荘地選びで最初に考えるべきは「標高」です。
夏の避暑には最適ですが、冬は積雪量が多く、気温も厳しくなります。別荘としての季節利用には向いていますが、通年での定住にはハードルが高いでしょう[4]。
⛰️標高800m〜1000m付近のエリアの物件⬇️
夏は涼しく冬の降雪も比較的少ないため、定住を考えている方に人気があります。広谷地交差点から一軒茶屋前交差点の間のエリアがこれにあたります[4]。
🏡標高500m〜800m付近のエリアの物件⬇️
(黒磯・黒田原・芦野周辺)...冬の寒さも穏やかで、行政機関や商業施設も近いため、完全な定住向きです[3]。

那須エリア最大の別荘地で、総面積は東京ドーム約170個分(約800万㎡)。1964年から開発が続けられており、標高550m〜1,050mの広大なエリアに約5,000区画が分譲されています[5]。1区画200〜300坪と広めの物件が多く、温泉・テニスコート・レストランなどの施設も充実。365日体制の管理センターがあり、那須塩原駅からのシャトルバスも運行されています。
開発から35年以上の歴史があり、365日24時間の管理体制が特徴。標高700m〜800mに位置し、別荘利用・定住どちらにも適した高さです[6]。
那須国際カントリークラブの一部を利用して開発された別荘地。那須御用邸へと続く森に隣接しており、フラットで暮らしやすい地形が特徴です[7]。
標高540m〜630mに位置し、区画数は約3,200。定住者が多い別荘地です。黒磯駅とイオンタウンへのシャトルバスが運行されており、生活の利便性が高いエリアです[6]。
標高約1,000mの避暑向け別荘地。温泉付きで、那須エリアでは珍しい集中浄化槽を完備[7]。
敷地内に源泉があり、温泉を楽しめる別荘地。24時間常駐管理で、スポーツ施設やバーベキューハウスなどアクティブなリゾートライフを過ごしたい方向け[7]。
那須の中古別荘市場では、現在1,000万円以下の物件が主流となっています[2]。
| 価格帯 | 物件の傾向 |
|---|---|
築年数が古く、大規模なリフォームが必要なケースが多い。「とりあえず別荘を持ちたい」という人向け | |
選択肢が最も多い価格帯。状態は物件によりバラつきあり | |
比較的状態の良い物件。それでもリフォームは前提[8] | |
築浅物件やリノベーション済み物件。すぐに住める状態のものも |
土地の坪単価は、人気エリア(一軒茶屋・広谷池・池田交差点周辺)で5万〜8万円前後、それ以外のエリアでは3万円前後が相場です[8]。
那須の中古別荘は、購入後にリフォームが必要なケースがほとんどです[2]。山間部の物件は湿気やカビによる損傷が見つかることも多く、予想外の費用がかかる可能性があります。
| リフォーム内容 | 費用目安 |
|---|---|
簡単な内装変更 | 300万円以下 |
キッチン・水回りの入れ替え | 約500万円 |
フルリフォーム | 1,000万円以上 |
物件価格だけでなく、「物件価格+リフォーム費用」で総予算を考えることが重要です。
那須は630年以上の歴史を持つ温泉地でもあり、別荘に温泉を引き込める物件も多数あります。「鹿の湯」を筆頭とする那須湯本温泉は特に有名で、硫黄泉を中心に、エリアによってアルカリ性泉、食塩泉などバラエティに富んだ泉質が楽しめます[1]。
温泉付き物件を検討する場合は、以下の点を確認しましょう。
自宅で温泉に入れる贅沢は格別ですが、ランニングコストとメンテナンスの手間を理解した上で検討することをおすすめします。
那須の別荘地には大きく分けて3つのタイプがあります[10]。
管理体制は物件を見に行くだけではわかりません。管理会社や自治会に直接連絡を取り、費用の内訳や過去のトラブル履歴を確認することをおすすめします[11]。
那須の別荘地では、水道が公営水道ではなく私営(別荘地専用)水道の場合があります。私営水道は利用料が割高になることが多いため、事前に月額費用を確認しておきましょう[10]。

那須は冬に雪が積もります。特に標高の高いエリアでは、例年以上の降雪があると敷地内に雪が積もったまま、道路も除雪されず車が入れない…という状況になることも[6]。
大手管理会社が運営する別荘地は除雪車を所有していることが多いですが、そうでない別荘地では自分で対応するか、業者に依頼する必要があります。冬も利用する予定がある方は、除雪体制を必ず確認してください。
山間部の別荘は、定期的に使用されていないと湿気やカビで傷みやすくなります[2]。内覧時には以下の点をチェックしましょう。
可能であれば、建築士や専門家に同行してもらうことをおすすめします。
別荘は「買う」よりも「売る」方が難しい不動産です[12]。那須エリアでも、売りたくても買い手がつかず、管理費だけを払い続けている…というケースは珍しくありません。
購入時から「将来売却する可能性」を視野に入れ、以下の点を意識して物件を選びましょう。
別荘を所有すると、物件価格以外に以下のような維持費用が発生します[9]。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
固定資産税 | 年間数万円〜(物件による) |
管理費・自治会費 | 年間数万円〜10万円以上 |
水道光熱費 | 使用頻度による |
火災保険料 | 年間数万円 |
温泉使用料(温泉付きの場合) | 月額数千円〜1万円程度 |
草刈り・メンテナンス費 | 業者依頼で数万円〜/年 |
修繕積立 | 将来の修繕に備えて |
那須町には「家屋敷税」という独自の税金もあります。那須町に住居や事務所を所有した場合に課される税金で、別荘にも適用される場合があります[9]。
この記事で那須の中古別荘についての概要はお伝えしましたが、最終的には自分の目で見て、体験してみることが一番です。
那須ハイランドなど大手別荘地では「暮らし体験ツアー」や「お試し移住」プログラムを開催していることもあります[5]。また、民泊やコテージで数泊してみて、実際の気候や生活感を体感するのも良い方法です。
別荘は決して安い買い物ではありません。だからこそ、情報収集と現地体験を重ねて、後悔のない選択をしてください。
那須の中古別荘は、かつてより大幅に手が届きやすい価格になっています。しかし、物件価格だけで判断すると、リフォーム費用や維持費、管理体制の問題で後悔するケースも少なくありません。
購入を検討する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
那須での別荘ライフは、準備さえしっかりすれば、東京からのアクセスの良さと豊かな自然を両立できる魅力的な選択肢です。この記事が、あなたの別荘探しの参考になれば幸いです。
※本記事は2025年1月時点の情報を基に作成しています。
那須 - 皇室の御用邸 那須高原は、東京から車で約2時間、東北自動車道・那須ICから約15分でアクセスできる人気のリゾートエリアです。 本記事では、那須の主要エリアごとの特徴・価格帯・生活環境をご紹介します!

別荘の購入は、多くの人にとって大きな決断になります。理想を思い描いて購入したものの、「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。 本記事では、実際に多い別荘購入後の後悔のパターンを5例取り上げ、その原因と対策を解説します。

本記事では、1,000万円台(1,000万〜1,999万円)で購入可能な別荘エリアを5つ厳選し、それぞれの魅力・特徴・注意点を詳しくご紹介します。
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